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損益計算書とは何か

損益計算書とは何か

損益計算書とは、1年間でどのくらい儲かったのか、あるいは損なのか、を知るために作成される会社の「営業成績がわかるデータ表」です。

はじめて、損益計算書を学ぶ人にとっては、意外かもしれませんが、損益計算書には、5つの利益があります。

損益計算書に表示されている利益は、売上総利益・営業利益・経常利益・税引前当期純利益・当期純利益の5つです。

売上高は、そのくらいあったのか、それに対して仕入れ代金や人件費、家賃などの費用がどのくらいかかったのか、結果として利益や損失がどれくらい出たのかが把握できます。

 

身近な例をつかって損益計算書を考えていきましょう。

【Aさんの家計の収支】

Aさんは、サラリーマン。奥さんと子供一人の三人家族です。              1ヶ月の家計の収支は、次のとおり。

  • 収入である給与が、20万円。
  • 支出は、食費7万円。アパート代5万円。
    水道光熱費1万円。保険料1万円。教育費2万円。通信費1万円。雑費1万円

まとめると以下のようになります。

計算式であらわすと、

収入—支出=残高
20−18=2
となります。

Aさんは、収入の範囲内で支出をおさえる堅実なやりくりがわかります。
家計簿によって、A家の収支を知ることができます。
家計簿は、家庭の「収支データ表」といえます。
会社の収支データは「損益計算書」によって、わかります。
会社の収支データとは、すなわち、「営業成績」です。

        Aさんの家計簿のイメージ        

[収入の部]                  金額
給与20
[支出の部] 
食費7
アパート代5
水道光熱費1
保険料1
教育費2
通信費1
雑費1
費用の計18
利益(収益ー費用)2

 

損益計算書で「営業成績」がわかる

損益計算書も家計簿も考え方は同じです。
ただ、表現が代わったにすぎません。
たとえば、下記のような表現に代わります。

家計簿

損益計算書内容
収入収益外部からお金が入ってくる項目
支出利益利益から費用を差し引いた残高
残高利益収益から費用を差し引いた残高

損益計算書で、Aさんの家計簿をあらわせば、以下のようになります。

Aさんは、2万円の利益があることになります。損益計算書は、収益・費用・利益の3つの要素で成り立っています。また、5つの利益があり、これらをしっかり理解することが、損益計算書マスターのポイントです。損益計算書は、英語でProfit&Loss Statement(略してP/L)といいます。

        損益計算書のイメージ        

[収益の部]                  金額
給与20
[費用の部] 
食費7
アパート代5
水道光熱費1
保険料1
教育費2
通信費1
雑費1
費用の計18
利益(収益ー費用)2

 

家計の収支データ家計簿家計の成績がわかる
会社の収支データ損益計算書会社の営業成績がわかる

なぜ、5つの利益に区分するのか?

損益計算書では、収益と費用の内容を5つの利益に沿って段階的に表示しています。
費用をすべて引いた結果、残高が残っていたらそれが利益であり、マイナスになったら赤字です。

なぜ損益計算書は、5つの利益に区分するのか?

会社の利益は、収益から費用や損失を差し引くことで計算します。
しかし、単に、
1年間のすべての収益からすべての費用や損失を引いて、まとめて利益を計算するのではなく、経営状況を正確に把握するために、どのような原因で収益、費用、損失が発生したのかをくわしく把握する必要があります。

5つの利益ごと区分することで、商品の仕入れ額など、直接売上高に対応するコストを差し引いた売上総利益を把握し、広告宣伝費や人件費など本業に関わる費用を差し引いた営業利益などが把握できるようになっています。

損益計算書は利益を5つの段階的に表示することで、どのようにして利益が出たのか何にどれくらいのコストが発生したのかを把握することができるような仕組みになっています。
5つの利益がどのような特徴をもつ利益なのかを理解すれば、収益から費用を差し引いた損益を明らかにすることができます。それぞれの利益をみていきましょう。

 

損益計算書の【利益】についてもっと詳しく知りたい人のために、わかりやすい解説をした記事をご用意しました。

こちらをご参照ください。
参考記事

  ↓

 利益とは何か

 

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